ベルギー出身のデザイナー、Maarten Van Severen(1956年~2005年)は、抽象画家のDan Van Severenを父に持ち、ベルギー、ヘントのSaint-Lucas Instituteで建築を学びました。1985年頃、家具とインテリアのワークショップを立ち上げます。Rem Koolhaasが率いるオランダのOMA(Office for Metropolitan Architecture)の依頼で、パリの「Villa Dall’Ava」(1991年)やフロワラックの「Lemoine House」(1999年)などの内装を手がけています。1998年には、スイスのヴィトラ社とのコラボレーションにより、チェア「.03」を発表しました。オランダのアイントホーフェンにあるVan Abbemuseumのパブリックスペース(2001年)とドゥールレにあるBoxy Brothersのキッチンパビリオン(2005年)が最後の大規模プロジェクトとなりました。